「生命の色」
27.Feb.2003
Santiago/Chile
 

  卒論を仕上げてすぐに南米に飛んだ

溜まっていた疲労で

サンチアゴに着いてすぐ倒れた

  メシ以外、安宿の部屋から出れない日々が続く



ある日・・・

ベッドに横たわっていてふと目が覚めると

カーテンに西日があたって真っ赤に光っていた

燃えるような赤


疲れきっていたからこそ

ただのカーテンに感じた
   
それは、擦り減っていた生命力・・・

徐々に戻りつつあった生命力


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