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徒然なるままに(66)

〜 卯月 〜 二千六年

4月16日(日)  

「ただいま〜。」

ちょっとオドオドと呟きつつ再開。



人生ままならず、だからこそ楽しく。

もがきつつ、消化しつつ、今を生きる。



自力で消化しきれないものを消化するために酒に呑まれ続けてました。

週5回呑むこともざらで、毎日3時〜5時まで呑み続ける。
仕事が辛くなってきても、なんとかウコンの力と液キャベをチャージして、
毎夜酒に溺れる。



配属から年末まで半年ちょい、終電以外で帰れることなどほとんどなく、立て込んでくれば2〜3時、もしくは朝にちょい帰宅なんてことも。

「この会社はなかなかよく働かせてくれるなぁ・・」

っていう嵐の時期を過ぎ、ちょっと落ち着いてきた。
相変わらず土日のどっちかは仕事だったりするものの、意思があれば平日は20〜21時には会社を出られるようにもなった。

そんな時に壁にぶち当たり、夜の新橋・銀座から抜け出せない毎日に溺れだしたのです。仕事で遅くなってた頃の方が、だいたいは終電で帰ってたぶん、ナンボかマシやったよーな。タクシーで帰ることが習慣化し、一ヶ月の基本給くらいを呑みに費やす。エンゲル係数なんてもんを算出しようもんなら・・・!!

ってな、2パターンの極端な嵐を通り過ぎ、やっと無事に穏やかな社会人の波に乗り始めてます。

これまでは激流の中をちっこいボートひとつ、

制御不能な猛スピードで壊れそうなボートひとつ、

自分で漕ぐような余裕も無いまま、

障害物にぶち当たって死なないように、

必死に舵を操作するだけで精一杯で。

周りを見るとかいう余裕も無く、

ただ前から迫り来る障害物をよけながら流れることだけで精一杯。

それが少しずつ、ただぶつからないように舵を取るだけではなく、目的を持ってエンジンをかけて動き、自分の進みたい方向に動かせるように少しずつなってきたよな。無論、激流が多少穏やかになっていることも大きな要因ではあるんやけど・・。


4月に入ったあたりから、徐々に自分の生活が安定し始めてきた。

休みの日には朝から高輪の「MAISON KAYSER」のパンを買いに行き、ちょっと落ち着いた午前を過ごす。ちゃんと掃除をする。昼からフットサルかジムに行き、体の調子を整える。週一回以上、品川シーサイドのイオンまで行き、ちゃんと野菜と青魚を多めに食事を作る。新ジャガや春キャベツをシンプルに調理。カラダが美味しいと感じる味を思い出す。写真の整理を始め、除湿庫を購入。油絵も再開。部屋に大きな天然木のローカウンターが欲しくなって、久喜(埼玉県)まで木を買い付けに行く。途中で桜堤に出会い、寄り道。散り行く桜並木の奥に満開の菜の花が一面に広がる場所に出会う。散歩する。カメラを忘れたことに気付くが、それはそれだと気にもしない。

ただ焦らず、ただ好きなように時間を使う。

落ち着いた時間が自分を自分に戻してくれて。



ちゃんと生きる。

が、難しい。

そんな毎日だから。

無くさず忘れず。



大事なのは バランス。

張りと弛めのバランス。



一歩一歩しか歩けないから。

右足の次は左足を出すしかないから。




まだまだ「大丈夫」なんてとても言えたもんじゃないし、

余裕があるってわけでもない。

それでもちゃんと、生きたいと思う方向に生き始められてるとも思う。



バタバタと2年目になりました。


   
 

 

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