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徒然なるままに(80)

〜 霜月・師走 〜 二千八年

2008年 大晦日

 

担当してたイベントが21日に終了し、

そこからひたすら毎朝5時まで呑んだくれる生活。

イタチの最後ッペ。

この1週間に全てを賭けて。


そんな生活がひと段落する間もなく、

年賀状書きのせいで3時間睡眠のまま

朝6時に出発して愛車で友人と会津若松城へ。

そこからさざえ堂を回り、そばとじょうねん餅を喰らい、

五色沼をちらっと経由して山形へ。

銀山温泉で立ち寄り湯をして、市内で一泊。

山形牛の焼肉に舌鼓。


翌朝、雪の中の山寺を回り、芭蕉に思いをはせ、

そのまま北上し、平泉でわんこそばを喰らふ。

中尊寺金色堂を見て、ずんだ餅を食して再び南下。

松島の夕焼けに間に合いはしなかったものの、

道の途中で松島産生牡蠣と焼き牡蠣をつまみ食い、

仙台市内で牛タンを食す。


大吹雪の中、朝5時出発。

着く頃にだけ吹雪が落ち着いた極寒の双観山から、

松島に昇る「締め日の出」。

塩釜仲卸市場近くの寿司屋で豪勢な海鮮丼朝食に大満足。

東北最後の観光に大崎八幡宮で「締め参り」

「締めおみくじ」で恵比寿様を引き当て、笑いを招く神を味方に。

締めて走行距離約1360kmの旅。


良い一年の締め旅。



いろいろあった1年やったけど。

本当に良い1年やったと思う。


漢字一文字で表すと・・・「節」?


入社以来携わってたイベントもある「時節」を迎え、

次の業務もずっとやりたかったものに決まり。

ここ数年、いろいろとあったプライベートもいったん落ち着き、

次への「節目」となればと希望も込めて。

運動をすれば腰だ膝だと「関節」を痛め、

若干ではあるが「節酒」も覚え(?)

ま、なんだかんだあったとはいえ、良い一年やったなぁと。

来年も節度をもって。


よいお年を。


いつもの後日談。

食い倒れ旅から帰ってきてから計ったら体重が2.5キロも増えてた。

当たり前か。


さて、仮眠してから大阪までまた運転だ。


12月上旬 某休日  

   

コレ。

加湿器。

冬に大型のイベントがあるイベント屋にとって、

風邪ほど自分の仕事を妨げるものは無いので。

体調管理として。


会社の家賃補助が切れる1年後には、

この部屋を出て行かなければ成らない。

「独りで生きていくつもりならマンションでも買えば」

との親からのきついパンチをもらうようになって。

ずっと独りで生きてくつもりなんかあるかい・・・と、思いつつ。


この加湿器も。

引っ越す先でもずっと使えると、踏み切った買い物。


永く使えるモノを。


モノだけじゃなく・・・。

12月上旬 某休日  


月曜日に 5時まで呑んで
火曜日は 2時まで呑んで
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ

水曜日に 5時まで呑んで
木曜日は 3時まで呑んで
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ

金曜日は 5時まで呑んで
土曜日は 5時から呑んで
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ

ともだちよ これが私の
一週間の 仕事です
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ テュリャ テュリャリャ
テュリャ テュリャ テュリャ
テュリャ リャ〜




日曜日はもう・・・


11月下旬 某休日  

父からの手紙。

年に1度くらいだけ、親父から手紙が来る。

だいたい、いつものごとく休暇にも関わらず、

実家にも帰らずどっか海外逃亡しようかと考えてる時。


前回はネパール旅行を計画中に、

中国の麗江の雑誌の切抜きだけが入ってた。

その切抜きだけ。

よう分からん国よりは、こっちにしとけよってことなんやろうなと。


今回も、年末にまたどっか行こうかと思ってたら封筒が一通。

茨城県牛久市のシャトーカミヤを特集した新聞の切り抜き。

その切抜きだけ。

・・・海外行かずに国内回ってくればってことか。

実家と反対方向やけど。


文章どころか、一文字も内容の書かれていない手紙。

ただ切抜きが入っているだけの手紙。

乱雑ないつもどおりの親父の文字で、

宛先と送り主が書かれただけの手紙。


最近、 自分が実は不器用なことに気付かされたこともあって。

ずっと自分は器用やと思ってて。

でも、その器用さは手先が器用なだけの話で、

それ以外はとても不器用なんやないかと。


あの頃、あんなにも嫌がってた親父の不器用さと、

結局のところそっくりなんやないかと。


筆跡まで似てきてる。


いややなぁと思いながら、

悪い気分でもなかったりする。


今年は実家に帰ろうか・・・と。


11月下旬 某平日  
いわゆる接待といふもの。

気を張ってたのか、思わず呑み過ぎて。

呑み過ぎた上に、酔いきれずにお得意が帰った後もまた呑んで。

久々に酔って帰って。

水を2杯ガブ飲みして、ウコンを飲んで。

ちょっと寒くなって、インスタントのコーンポタージュを入れて。


ふぅ〜って、床にへたり込んで。

ラッコみたいにおなかにカップを乗せて・・・。



あったかいなぁ・・・

って、おなかの上にはべっとりポタージュー!!!

って、よく見るとフェイクファーのカーペットにもべっとりポタージュ!


酒呑んで眠気で気絶・・・弱くなったもんだ。

11月下旬 某休日  

石鎚山から下山後、

剣山に向かい、サクッと登頂。

一緒に行った先輩とは違い、

日本百名山を意識してたつもりはないけど、

いつかはなんて思ったりもする。


祖谷温泉に浸かり疲れを癒し、

民宿で3人で一升瓶を空にして熟睡。


帰りに新幹線用に久々にAERAを購入。

一時期、毎回のように買ってたが、

気付けば女性誌みたいになっていた。

「女性向け」というより、

「女性心理を分かりたい男性向け」なのかもしれんけど。


「婚活」・・・結婚活動。超氷河期に突入。
「カレージョ」・・・婚活に疲れて異性関係を諦めて枯れてしまう女性。
「手腕妻」・・・いま女性に求められるのは学歴と年収?
「大人婚」・・・30代結婚はもはや晩婚とは言えず。早婚とどっちが得?
「イクメン」・・・仕事が出来て家事育児を積極的に楽しむイイ男を探せ。
「独身王子」・・・アラフォー独身男性。介護の不安・リスク大。
「アラフィー婚」・・・50代前後の女性の結婚で幸せな後半人生。


・・・煽りすぎやろ。

特集とはいえ。


”恋愛低体温症のアラサー・ロスジェネ世代”としては、

「だったら独りでいいや」と思ったり・・・


って、言葉の使い方あってんのかなぁ?

分類しすぎの、言い過ぎなだけな気がするけど。


と、たまには自分以外のことも言ってみたり。


・・・


こないだ出席した小学校時代の友人の結婚式で、

恩師(サッカーチームの当時のコーチ)が言った言葉。

「お前は、もうこいつやと思ったら、

ホンマに好っきゃと思うたらもう結婚しろ。

ただし、どっかひとつでいいから尊敬できるところを持つ娘にせーよ。」

と。

酔っ払って頭にネクタイ巻いて、

沖縄民謡を一緒に踊ってた恩師が・・・。


11月下旬 某休日  

初めての雪山登山。

金曜日8時間会議の後、

そのままスーツで岡山に向かい、

駅で着替えてレンタカーで夜通し移動。

氷点下、午前5時登頂開始。


四国愛媛 石鎚山(1,982m)


雪はここ数日降り始めたばかりで、

水分を含んでないのかと錯覚するほど。

発泡スチロールの粉の上を歩いているよう。


月明かりと星の光が雪で増幅されて。

神秘な世界を一歩一歩、歩き続ける。


夜明け。

一面、白の世界が黄色と杏色に染まっていって。

極寒の中シャッターを切る・・・

切る・・・

・・・

切れない・・・!!


・・・まさかの電池切れ(爆

らしくないっちゃ無いが、それも許そう。


写真より雪山登頂をメインにしてたせいで、

カメラ機材を減らしたしわ寄せ。

そんなこともある。


山頂でカメラ構えてたおじさんに聞くと、

「こんな日はめったにない。カメラマンが望んでも会えない最高の日。」

と言うくらい最高の景色。

寒さを忘れて美しさに立ち尽くす。


苦労したから見れるものがある。

たぶん、それが見たいのだと。

それを見るためなのだ・・・と。


11月下旬 某平日  

なんか、もう・・・

なんやかんや面倒くさいから、

とにかく笑って生きてやれ。

と。


ヘラヘラではなく、ゲラゲラと。


さんざんぐるんぐるん回り回って、

そろそろバターになってまうかとも思う頃、

結局出てくる結論はめちゃめちゃシンプルで。


それでも成長してんのかと思う。

ただ、変わってってるとも思う。


好きなこと好きなだけやってんやから、

多少のことは多めにみよう・・・と。

11月中旬 某平日  
ついに部屋にこんなんまで登場。


   

7畳一間に2mの天然木のカウンターテーブル、セミダブルベッド、
1人掛けソファ、食器棚、衣類棚×2、本があふれ出してる本棚・・・

に、加えてパット練習用人工芝1.8m(東急ハンズで購入)。

よく成立してるなぁと思う。

まさに独り生活仕様の部屋。


甲斐あってか、ついにゴルフコンペで自己最高記録、

ハーフ51!!

前半の大叩きを含めてもトータル117で、やっとこさの120切り。

こんなことでも、ひとつ破れたら楽になれる。

なんか、久々に・・・ちょっと破れたなぁと。


まだまだやけど、まだまだでも。


11月上旬 某休日  
久々のゴルフレッスン。

先生は御歳60歳を越えている(と思われる)女性で、

とてもお話の好きな方。

教え方もすごく上手い。

腰痛の相談から慢性疲労からいろいろと話をしてたけど、

先生によると、こういう疲れは結局のところ、

極度の運動不足と筋力不足が招いた、

”体調不良が引き起こす精神的疲労”

じゃないかと。


上手く先生にほぐされた感じ。


ウチから出て、毎日20分でも動くこと。

カラダを使わないからアタマがサボりたがるのだよと。


年齢不詳のハキハキした先生に言われると効く。


2時間みっちりマンツーマンでレッスンつけてもらい、

ゴルフも腰も疲労も調整された感じ。


最後に先生は一言、

「あなた達はこれからの日本をしょってかなきゃいけないんだから。」

と、若い世代に激励かまして帰っていった。

11月上旬 某平日  

いつものバーでいつものメンバーで。

ちょっと自身の転属話に関して嬉しいこともあり、

ふと思い出して、マスターに話しかけて。

「マスター、ひとつだけ自分の話していいですか?」

と、紳士な問いかけにマスターが一言、

「塩谷さん、今日はここに座られてからずっとご自分の話してますよ。

いまさらひとつだけと言われても・・・この2時間なんだったのかと。」

と。 

(爆)


そういえば、名古屋で昔Kと高架下のB屋に週3回くらいで通ってた頃、

同じくらいの勢いで話してる気でおったのに、冷静に店のお姉さんから、

「いつもだいたい8対2くらいで塩谷さんが話してるよねぇ」


・・・


”しゃべること”は嫌いではない。

というか、

しゃべることでストレスを発散し、

しゃべることで冷静さを保ち、

しゃべることでちょっとだけ自分を出し、

出しすぎて落ち込むことはあっても、

しゃべることで救われている自分がいる。

酒を呑むと特に。


営業なだけに、忙しくなると一日中しゃべってることがある。

心地よい疲労感で、幸せな気持ちでそのまま呑み屋に行き、

そして、またしゃべる。


11月上旬 某平日  
下の日記のせいで、

飲み会ばかりと誤解を与えかねないので自分でフォロー。

大体飲み会のお誘い中、会の成立確率は10%ほど。

その中で、遅刻せずに参加できる確立も10%ほど。

結局のところ、仕事仕事でろくにいけないのが実情。

ということで、毎日飲んでるのは仕事終りに会社の先輩とばかり。

ま、それはそれで幸せではあるが・・・。

11月上旬 某平日  


犬も歩けば棒に当たる。


デスクで必死こいて働いてると1つ下の後輩がテクテクと近づいてきて

「先輩、来週の金曜夜空いてないっすか?」

・・・ついに後輩からくるようになった。


と思うと、某送別会で3つ下の協力会社の女の子から、

「ウチの先輩から頼まれたんですけど・・・」

・・・ついに協力会社から。


で、週明けのイベント本番中に仕入れ担当の既婚女性から

「ウチの子ですごいいい子いるの・・・ぜひ。」

・・・って、ついに”お見合い”ですか!


これ以外にも、社交辞令的に某会社の役員とか、

1年ぶりに会った制作会社社長からとか諸々大フィーバー。

1週間にこんなに連続することはめったに無いのだが。


む〜・・・。


そんなに「寂しそう」に見えるのか。

それとも「フリーなオーラ」が出てるのか。

もしくは、だいたい相手が30前後ってことで、

その年齢近辺の男がみんな完売続出で、

身近に余ってそうなのがおらんのか。


ありがたいお話。

けど、酒を減らしたいっちゅうてるのに。

マー○ーの法則。


11月上旬 某休日  
TOP写真更新。

「ガンガーの朝焼け」

久々に写真を整理。

2006年正月のインド。

ガンジス川の朝焼け、沐浴。

11月上旬 某休日  
秋の味覚が食べたくなり、

晩御飯は久々に芋の炊き込みご飯と鰹のたたきとお味噌汁。


食べ終わってふと、どこかに行ってしまいたくなって。

ガソリンも値下げされたし、穂高で撮り逃した朝日でも見に行こうかと、

せっせと具がサツマイモの炊き込みおにぎり2つと、

みかんを2つ袋に用意して。


朝4時起床。

真っ暗な中、クルマで一路東へ。

空は星一つ見えない曇り。

このまま進んでも朝日は無理かと思うが、

走り出したら戻るわけにもいかんので。


小一時間で九十九里浜に到着。


夜が白んでくる中、

ベンチコートにカラダを包み、

おにぎりをほおばる。

あったかいお茶。

おやつはみかん。


夜も明けきらぬ中から、

サーファー達が海へ吸い込まれていく。


6:05

日の出予定時刻になっても海が朝焼けに染まることは無く、

ただあたりまえのように静かに朝に取って代わられてた。

でも、さほど空を気にすることも無く、

むしろ明るすぎず、暗すぎず、

本を読むのにはちょうどよい明るさで。

先月買っていた「FINE DAYS:本多孝好」を読む。

中編を1つ読み終えるとそのまま寝っ転がってウトウト眠り、

目が覚めればサーファーの動きを見ながらおにぎりを喰らい、

おやつにみかん。


また本を読み、ウトウト眠り・・・。

そんなことを繰り返してると、「パンッ」という軽い破裂音。

海に向かってロケット花火を打ち上げてるおじさんが一人。

何かを弔うているのかいたずらか。

朝の明るい海岸で、白い煙を残して音だけが響く。

人それぞれだ。


海風で冷え切ったカラダを、サウナと温泉であたため、

腰痛が少しでも楽になればと40分のマッサージ。

少し仮眠をとり、また温泉。


帰りに向島の鰯の刺身定食を喰らひ、

増え続ける海の中のサーファーを横目に早々に帰宅し、

ウチでまた本の続きを読む。


3連休の〆。


サーフィンか・・・サーフィンなぁ・・・。


11月上旬 某休日  

「痩せた?」

と、言われて気になって。

久々に体重計に乗ってみると、

−2.5キロ

そういや久々に腰がくびれてきてる。

体調不良で飯が喰えんかった結果か、

それとも、酒を抜いたから痩せたのか・・・。


体脂肪率は14%をキープ。

のに、2年半前に1720(kcal/日)あった基礎代謝量が1550と激減。

落ちたのは・・・筋肉か。

でも脂肪率が増えてないということは、

落ちた筋肉分増えたのは・・・まさか内蔵?!

モツばっか喰ってるから・・・。


明けて 11月上旬 某休日  
金曜日。

久々にお酒をが呑みたくて、

お酒を呑む。


いつものバー。

気付けば朝の5時。


何があったわけでもないけど。

酒と人に救われることもある。


朝焼けを見て眠りについて、

起きたら、空が晴れていて。


そりゃもう、すっきりと晴れていて。


ベランダの特等席で秋風を浴びてホッと一息。

1ヶ月間、ひたすら休日はウチで作品づくりだけに没頭してたから。

この3連休は外に出よう。


クルマオープン日和。

   
 

 

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