徒然なるままに(15)

- the second half - .Apr.2002

4月30日(火)
友達と車で紀伊半島の最南端・・・いや、本州最南端の潮岬まで行ってきました。
朝日を見るために夜10時半に出て、ひたすら真っ暗な三重県を素通りし、空が白く
ぼやけてくる頃には着きました。残念ながらちょっと曇ってたせいで海から上がってくる
朝日を撮ることは出来ませんでしたが、久々にシャッターを数百回きってきました。
和歌山で鯨を食ったり、三重で名物「秋刀魚寿司」と「めはりずし」をくったりと
結構贅沢なのんびりとした旅。潮岬にある3万坪の芝生でごろごろ寝るのは最高だった。
4月29日(月)
異常な食欲。
一日中腹いっぱいじゃないとイライラする。
こんだけ食欲があるのはいつぶりやろう。(たぶん、1年とか1年半とかそんな感じ)
最近、食っても食わんでもたいした問題じゃなくなって、ほっといたら一日一食でも
大丈夫になってた。やる気と食欲は比例します。なんかやろうと思ったら
一日三食、きちんと食べてください。今日は4回メシ食った。
カレーソーストースト、カレーうどん、カレーライス、卵ご飯のお焼きのカレーがけ・・・うんざりや。
やっぱり一人暮らしにカレーはいらん。あと2年ぐらいは作ったれへん。
4月28日(日)
いろいろ考えることがあって一日中ウチにいた。
ヒマなくせに酒のお誘いを3つ断った・・・失礼なヤツ。
(ってか、飲みたい時には全く誘われないのに、こんなときに限って・・・マー○ィーの法則)
写真をアップするために、40本のフィルムから子供達の顔を探す。
みんな良い顔してる。そんな作業の中でも頭の中はぐちゃぐちゃで
とりあえず料理に手を出す。2年ぶりにカレーを作る。(一人暮らしだとカレーは
全部食べるのがめんどくさい。ついついレトルトで済ましてしまう)
30分、汗だくになりながらみじん切りのタマネギをいため、1時間煮込む。
沸騰させてはいけない。ケチャップとコーヒーで隠し味を。
やっぱり料理してるときが、一番何も考えなくて幸せだ。
4月27日(土)
「今夜は鶏のさっぱり煮」
作ってみました、例のCM料理。
醤油1カップ、酢1カップ、水1/2、砂糖大さじ6杯、にんにく2片、しょうが20g
を沸騰させ、手羽元16本とゆで卵4つを入れて中火でコトコト・・・(4人分)。
半分の分量で、煮るときに昆布で落し蓋をして、ちょっとレシピより砂糖を少なめで
水を少し多めでやったけど、これが結構美味しかった。ホントさっぱり。
これから暑さでダルイとき、ちょうどいいと思います・・・「あなたの体のため。」
4月26日(金)
「かわれるってドキドキ」
だっけ?どっかの車会社のカ○ーラのCMのコピー。
「俺はもっと出来るはず」って人は まぁ ほっといて、そうじゃなくて
「俺はこのへんでしょ」って思ってたのに、「そんなもんじゃないだろ」って言われる。
それって、ドキドキする。「動く歩道」のように、自分が止まってたって時間は流れるし
気が付いたら手遅れなところまで運ばれていったりするんだろう。
自分はこのまま「すい―っ」と運ばれるもんだと思ってた。
けど、そうはいかないらしい。どうせなら自力でダッシュした方がいい。
そうして気が付いたら「動く歩道」で運ばれるトコとは全然別のところへ着けるかもしれない。
・・・なんて抽象的な文章。
4月25日(木)
とある就職関係のモニターをやってて、今日そこの人と長々と話してた。
受けた会社の話をしてたら「そりゃ身のほど知らずだったね」って言われた。
確かに、院推薦が決まるまでに受けた会社と言えば超大手企業ばっかりだったけど
「テメ―に言われる筋合いはねーよ」って、正直ムカついた。(怒りで晩飯めっちゃ食ったし)
「俺の身の程がどれくらいかテメーに評価されたくもねー!」って。
笑う鉄仮面に久々の怒り・・・それでも、顔は笑ってんだけどね。笑顔で応対、これ基本です。
でもね、今は言われてもしょうがない。そのとおりだと思うしね。
ただ、見とけよ〜って、闘志が湧いてきた。腐りきった生活してたけど、久々に力が入った。
動機はなんでもいいんです。だから、自分をやる気にさせたそいつにもちょっとは感謝。
「どんなに不純な目的意識でも、あるのとないのとでは大違いなのさ」と言い切った人もいる。
強烈につよい目的意識を持てば、それに向う気力が沸く・・・たとえそれが憎しみでもね。
4月24日(水)
今日は久々にきた最高の昼下がり。
暑すぎず寒すぎず、風も程よく、日差しも柔らかで・・・。
ついつい何もせずに時間を流してしまう。でも、こんだけ気持ちのいい時間を手に入れてしまうと
なにもしなくても許されるような気分になる。昼飯を食べ、今日も見えない色をキャンバスに塗る。
堂々とサボっててもいいよなぁ。堂々と時間を無駄にしても・・・ちょっと寝よ。
4月23日(火)
不精ヒゲ。
就活中はそんなもんもってのほかだったのに、こうひまな日が続くとひげだってはやしっぱなし。
剃刀負けして肌が荒れることも無いので結構この方がよくて、汚いながらもほったらかし。
この年になると、数日ほっとくだけで急激に濃くなってくるのがちょい悲しい。
4月22日(月)
ヒキコモラー仲間の I 君から夜中にチャットに呼ばれる。
かなり泥酔状態の彼は、例のごとく一人で酒を飲んでいる。
なんか酔っ払ってんのを見ててくやしくなったから、ちょちょっと生姜焼きを作って
ソレをつまみにビールを飲んでた。夜中にちょっとのむのってすんげーウマイ。
寂しいモン同士、パソコンに向いながら酒飲んでる・・・なんて悲しい情景。
4月21日(日)
母親から送ってもらった荷物の中にちょっとしたメッセージが・・・
「ヒマな大学生は値打ちが薄い」と・・・今の自分にはちょいキツイ。
4月20日(土)
第一志望の企業の一次面接。
一次面接が20〜25人って、すごいよなぁ。筆記試験でバッサリ切ってますって感じ。
面接内容は詳しく書き出すときりが無いけど、自分のキャラの弱さに打ちひしがれてます。
自分が、一般的というか標準的というか・・・って言ったら後輩に総反対されたけど。
もっと、個性的な人がああいう場面では強いんだろうなぁと思った。しかも強烈なやつ。
そうはいっても、今ここにある自分が全てやからね。どう飾ってもすぐばれるし。
キャラの薄い自分も全て受け入れつつ、がんばっていこう。
4月19日(金)
昨日の日記(下記参照)を書いてからずっと考えてた。
自分もホントは「Y」の分かれ目まで戻って生き直したいんじゃないかって。
ただ、自分を無理矢理納得させてるだけでホントは何にも納得できて無いんじゃないかって。
自分を納得させることにはいずれ限界がくると思う。それが、自分一人の問題なら
取り返しのつかなくなる前に、何とかできることは、「いま」何とかすべきじゃないのかって。
そう思った「いま」がもう一度与えられた「Y」の分岐点かもしれないって。
そんな精神力が自分にまだ残ってるかどうかはちょっと心配・・・いま自分がいる流れは
大きくて緩やかで暖かい。

また、そうやって選んだ今とは違う別の道が今よりいいという保証はどこにも無いし
今の自分が歩く道を捨てることが「すばらしいこと」なんかじゃないのは明らかだ。
一つ判断を間違えれば、その行為は「ただ逃げてるだけ」に等しかったりする。
人は自分が行けなかった道について、過大評価する・・・逃がした魚は大きい的に。
そうなってたかもしれない理想の自分を夢見るただの憧れかもしれない。
だからこそ想像では無く、「冷静に今見ている自分」が歩いてる道が
一番ホントなのかもしれない・・・って、俺は何が言いたいんでしょうか?
う〜ん、めいいっぱい青いなぁ。しかも二日続けてオチなし(笑)
4月18日(木)
「Y」という本を読んだ。
1年前に出た本だし、ちょっと人気だったらしいから読んだ人もいるかもしれない。
人生を変えてしまうような「ある時」に、まるで「Y」の字のように2つの道があって
もし、その別の方を選んでいたら・・・そんな話。

今までの人生で、今いる道を選んで後悔し、もう一度そこへ戻ってやり直したい。
そう思ったことってある? ・・・俺ないかも(笑) 大学入って進路関係でちょっと思ったかも
しれんけど、自分のためじゃなく、誰かのために生き直したいとは・・・ね。
こっちの道を進んでしまったときに、「もしあっちを行ってれば」って考えてもしゃーないやんなぁ。
そりゃ、ある程度のところで納得しなやってかれへんから無理矢理納得させてんのかもしれんし
「こっちの道を生きていくこと」を否定したい程の後悔を味わったことが無いからかもしれん。
いや、微妙にあるけど、そりゃしゃーないって。もう、こっちで生きてるんやもん。納得せんと。
しかもその分岐点を振り返ったときに思うこと、ホントは「Y」のようにどっちの道にも均等なんじゃ
なくて、今いる方の道が「広かった」とか「下り坂だった」とか・・・。
死に物狂いで――― それこそほんとに「Y」の分岐点まで戻るくらいの死に物狂いで ―――
あがかないかぎり、結局こっちに来るようになってたんじゃないかって。
そんなふうに逆らえない大きな流れが存在してるんじゃないかって。
つまり、「Y」を何度通っても、結局今いる状態になるんやないかってね。
(注:運命論者ではありません。「こりゃしゃーないか」って思うことはよくあるけど・・・)
「いま」「ここ」にいる自分が「全て」です。それが自分なんやから全部受け入れてやりたい。
う〜ん、オチも何にも無い文章。読んでくれた人、さんきゅ。

4月17日(水)
6時間かけて塗りこんだ部分を全て削り落とした・・・a.m.4:00
なんかしっくりこんかったから、気に入らなかったから全部削った。所要時間5分。
「へら」に削られてたまっていく絵の具を見てたらなんかむなしくなった。
6時間の結晶がねっとりとした塊になって腐り落ちた感じ。
あぁ、もったいないもったいない・・・何がもったいないって、ソレに費やした時間だわ。


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