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徒然なるままに(77)

〜 皐月・水無月 〜 二千八年

6月末  
TOP写真更新しました。

『結』
自分が東京に出てきて、最初に出来たこころからの友人の
第一子が生まれた翌日の光景。
先を超されたけど、いつかこんな幸せな愛に溢れた空気を、
いつか自分も・・・と。

6月末 某日  

もはやいたずらというには立派過ぎて。

バレてるんやろうなぁ。管理人には。

1年に何回かある雑草の刈り取りが、

この子たちが咲く前にはありませんようにと。

ただただ祈るばかりで。

夏に、一面ば〜って。

黄色くなってくれるかなって。

   
     
   
     
   


6月末 某3日間  

なんとなくポッカリと、業務と業務の隙間に滑り込んだ感じで、
突然ちょっと仕事が落ち着いたのと、なんとなく呑んでしまいたい・・
そんな衝動にかられた6月末のある3日間の呑んだ軌跡。


水曜日

(居酒屋)
・ビール
・ビール
・焼酎ロック
・焼酎ロック
(酔いきれずBarに)
・シャルトリューズトニック割り
・ラフロイグロック
・グレンモレッジロック
・シャルトリューズソーダ割り
・ラフロイグロック
 
量はともかくとして、呑み初めから呑み終りまで、計9時間
完全に明るくなった中での就寝・・・。


木曜日

ほとんど酔っ払ったまま仕事して、夕方から二日酔いが襲ってきて。
PCの画面が揺れるわ、自分が真っ直ぐ立ててるかも分からんくなるわ。
なのに、やめときゃ良いのについつい、ほんのついついの気持ちで、
夜からまたちょっといっぱいのつもりで新橋へ繰り出し・・

(とりあえずいつもどおりに焼き鳥屋)
・ビール
・ビール
・焼酎ロック
・焼酎ロック
・焼酎ロック
(なぜか腹いっぱいなのに寿司屋)
・緑茶ハイ
・熱いお茶
(こうなら歌ってしまえとカラオケスナック)
・焼酎ロック
・焼酎ロック
・焼酎ロック
(なぜか4時から限界に挑んだ中華料理)
・あしたば茶割り
(5時半から昨日のBarのマスターに拉致られ、既に明くなってる中、
 マスターの店のシャッターを開けて二人でカウンターで・・・)
・ラフロイグロック
・〆のチェイサー

で、計10時間半

Barを出てタイヨウがキラキラと耀く朝7時過ぎの新橋。
出社する人たちの流れにぐでんぐでんで逆らいながら。
9時半の得意先での打ち合わせのために一時帰宅。


金曜日

寝てしまわんように、熱めの風呂に浸かりながらで一眠り。
ブレスケアを3粒。秋ウコンの錠剤を5粒。パンシロン1袋。
買い置きのグレープフルーツをミキサーにかけて一気飲み。
水をがぶ飲み。最後に熱めのホットミルクで胃に蓋をして。

打ち合わせの待ち合わせ場所で協力先の方から一言、

「顔真っ赤ですよ。」

(爆)

とりあえず風邪ぎみっぽい芝居を入れつつ、何とか2時間の
打ち合わせは無事に終了〜。なんとか頭は動いてる。大丈夫。

で、会社戻って打ち合わせがもう一発3時間。

既にダウン寸前のグロッキーで、再び別の得意先に。

移動の電車だけが救い。

今日は非常に重要な先輩との会食。

(平気なフリして始めたもんじゃ焼き)
・ビール
・ビール
・ビール
・ワイン
・ワイン
・ワイン
(ほとんど気絶寸前でまだ続くBar)
・グレンリベットロック
・グレンリベットロック

で、なんだかんだで8時間半

自分が酔ってるのか酔っていないのかすら分からん状態で。

ともかく一刻も早く倒れこみたくて。


そろそろ発酵しそうな人間のカス(酒粕)漬け。

・・・いっそもう燃えてしまえと。


6月中旬某日  

治らん体調と、もやもやしたものが気持ち悪くて、

六本木で呑んだ後、小雨の中トボトボと歩き出した。

最近、ろくに歩きもせず寝たきやったカラダに喝を。

適当に歩き出したせいで広尾に出てしまい、

外苑西通りだと分かったところからなぜか走ってみた。

いつもはクルマで簡単に走ってる道。

iPodでやかましい歌を頭に流し込みながら。

五反田までの3.4キロを馬鹿みたいに全力疾走。

まだ走れるな・・・と。

まだ馬鹿ができるくらいの若さはのこってるなと。

たまに確認せんと、本当に老けていきそうで。


6月中旬某日  

29歳になりました。

体調は最悪で、その日から3日間ほど熱を出し。

なぜか首に8個ほどの赤いプツプツとした発疹。

ろくでもない29の始まり。


脊髄の中から鉛が染み出してカラダを侵していくような、

頭蓋骨の内側から質量を持った黒い煙が脳内に吹き出すような・・・

とにかくカラダが重く、重くて。


何もかもをとりあえずさておいて。

眠って、眠って、眠って、眠って・・・。



来年はもう30よ。

こんなんじゃいかんのやないかと思うのです・・・正直なとこ。

さすがに30にはこのままなってしもてはあかんのやないかと。

30やからね、30。

なんの根拠も脈絡もないけど。

・・・とにかくちゃんとせなとかとかとか。


6月中旬某日  
6月の雨が良い感じに新芽をぬらし。

力強く、スクスクと。

   
     
   

6月上旬某日  
5月中旬にいたずらで撒いた種から芽が出てきた。

生きてるってすばらしい。

   

6月上旬某日  

いつものように2時まで呑んでタクシーに乗って。

行き先を告げた後、 ご高齢の運転手さんから

  「お客さん、このタクシーに乗ったということは、

               何か強い運を持った方ですね。」

と。

「笑うセールスマン」の世界か、

「アウターゾーン」にでも迷い込んだか。

そんなにヘベレケに呑んだわけでもないのになぁ・・・と。


「はぁ・・・」


「いやね、私こういう運転手でして・・・」

と、渡された1冊のファイルには、その運転手さんがラジオで取り上げられたり、雑誌に載ってたりのクリッピングと、乗客と思しき各国の方々からのお礼の手紙・・・と、めくっていくと、なにやら手書きの一覧表がびっしりと何ページにも。

なんじゃこらと思って眺めてると、

「お客さん、好きな大陸は?」

「南米ですかねぇ」

「じゃ、行きます。」

「??」

「アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、ガイアナ、コロンビア、スリナム、チリ、パラグアイ、ブラジル、ベネズエラ、ペルー、ボリビア、オーストラリア、キリバス・・・・」

と、 南米に留まることなく、一気に世界全202カ国を1分半くらいで暗唱した。もう笑うしかない、目で追うことすらできないくらいのスピードでスラスラと。しかも、それだけじゃなく、その他にも実に多彩な技を持っているおじいちゃんで。おそらく、自分が車の中で出来て、自分も退屈しなくて、客を楽しませることができることは何なのか・・・それを必死に考えて実行した。その姿勢に感動。

タクシーに乗ったとき、仕事も忙しくて、実はキツイことも多くて、結構沈んだ顔してたんやと思う。おじいちゃんは誰にでもやってるのかもしれんし、誰にでもやってないかもしれんし、分からんけど。ただ、この日の自分には、御歳75才のおじいちゃんのこの好奇心とバイタリティが面白く、ついつい話も弾んだ。

降り際におじいちゃんが名刺をくれた。
表にはもちろんおじいちゃんの名前と、会社の連絡先。
そして裏には、

 

 


          【     洒      落      】


1.世界202カ国、地域(大陸頭出し可)・・・・・・・・・1分30秒暗唱
2.アメリカ50州、州都(ランダム可)・・・・・・・・・・・・各々25秒暗唱
3.「アリガトウ」74カ国、地域別・・・・・・・・・・・・・・・・ランダム即答
4. 歴代天皇(125代)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・50秒暗唱
5.年代ジャンル別オリジナルテープ・・・・・・・・・・・・・55本
6.アメリカ43代大統領、日本144代将軍・首相・・・他暗唱

今後とも『○○○○』の個人タクシーをご愛顧ください。



って。

「洒落」って。

良い言葉やなぁって。

どうしても頭カチカチになりがちやなぁって。


・・・仕事に洒落を。


5月下旬某日  

「これが私の企画書です。」

と、胸を張りたくなるほど、紛れも無く、

これまでの自分の3年間を全て注ぎ込んだ企画書。


1時間のプレゼンを終えて、ホッとして。

電車に乗って椅子に座った瞬間に、

突然襲ってきた倦怠感と鼻水とくしゃみの連続・・・カラダの悲鳴。


4月〜5月と、2本の企画を同時並行で進め、

1本は好感触の一発OKで、その企画を詰めながら、

競合のもう1本を終えたときのこと。


やっとちょっと、「自分で創れた」と言いたくなる仕事が増えたよに。

自分だけで創っているわけではないのは百も承知で。

でも、自分のアイディアと、人脈と、判断、構築、決断、説得・・・

「自分じゃなきゃこれは出来なかった」と。

思いたくもなるのは傲慢かもしれんけど。

でも、ニンマリもしたくなる。


・・・疲れたよ。


でも、心地よく。


後日談:体重を量ったら3キロ減。言葉通り身を削りつつ・・。


5月18日(日)  

先日のいたずらの話。

「種はばら撒くだけじゃ芽は出ないだろ。ちゃんと土の中に埋めないと」
という先輩の指摘を受け、気になって空き地を見ると、
なぜか雑草地にあった雑草がすっかり綺麗に一掃されてた。
夏を前にした業者の清掃の一環かと。

あぁ、この前まいたひまわりもダメかも・・・と思いつつも、

なんか逆に「今度こそちゃんと蒔いてね」と言われてる気もして、

まだ残ってた種を持って再び空き地に忍び込んだ。


と、この前ちゃんと掘って埋めたところからは、

若々しい新芽が芽吹いてて。でも、ばら撒いたものはやっぱりダメで。

ちゃんと埋めてあげんと、鳥とかに食べられてまうんやろね。

でも、芽がでたことにはすんごい嬉しくなって。

今度はちゃんと埋めてあげるからなと、

等間隔に広場いっぱいにもう250粒の種をしっかり蒔いた。

30分以上かけて、ほじって埋めて、土をかぶせてふたをして。


今度こそ。

夏に一面ひまわりがばぁ〜っと・・・を目指して。


5月17日(土)  

イベント続きで、6週間ぶりの2連休。


・・・気絶。

爆睡というよりもむしろ気絶。

ちょっと諸々しんどいことが続いてて、

なんとか踏ん張って金曜夜を迎えて帰宅して、

意識が朦朧としたまま1時半に布団にもぐりこんで、

気が付いたら夕方5時半で。実睡眠時間16時間。

間で1回、昨晩の焼肉が口の中で気持ち悪くて歯ブラシしただけで。


寝たわ〜。


ここまで意識が醒めんまま長時間過ごしたのは実はめずらしくて。

寝ようと思って寝てたのではなく、醒めんかったから倒れてただけで。


22時までで仕事が終わったら2時まで呑んで、

0時まで仕事がかかったら4時まで呑んで。

毎日同じ先輩と、仕事の積み残した話をツマミに、

ほぼ仕事の延長として酒を酌み交わすようになって、

そんな毎日を続けてはや半年?

カラダも財政もヤバイ。


こんなじゃいかんと、久々に腕立て伏せをしようと思って、

腕を曲げたら・・・プルプルッ って。笑えた。

ここまでカラダがヤワになってたかと。

なんとか昔やってた60回と、腹筋60回をこなして今日を終了〜。


5月6日(祝)  

朝。

久々ののんびり朝。


ネパールで買ったチャイを牛乳で煮出し、

この前買ったホットサンドメーカーに火を入れ、

卵を焼いて、その両側にとレタスとベーコンとトマトとチーズをのせ、

そのまた両側を8枚切りのパンで挟んで「ぎゅ〜」っと圧縮して、

しばし焦げ目をつける。


のんびりとした朝食。


今日も朝からシーツを洗うために洗濯機を回し、

いつもつけっぱなしのテレビを消してFMラジオのスイッチを入れる。


つい数日前に、これでもかってくらい掃除したので、今日は軽めで。

窓全開で、玄関のドアにスリッパを挟んで空気の流れを作ってあげて、

掃除機だけかけて。


ベランダに積もった粉塵を綺麗に雑巾掛けして、縁に腰掛けて、

久々に実家に電話。息子が誰も結婚しない話と近況報告。

んでもって、心地よい天気の中、ぼ〜っと足裏日光浴。

風も無く落ち着いたやわらかい陽射しを浴びて光合成。


チンダル現象が見れそうなくらいのコロイド状にかき混ぜられてた

ココロの中のいろんなものが、

波の立たない静かな水の中を沈殿して落ち着いていく。

ちょっとずつ透き通っていく。


マンション同士の区画の隙間の小さな雑草だらけの地が目に入り、

先日イベントで使用したひまわりの種が気になって、

うずうず。


このまえ潮干狩りで使ったバケツに水を張って熊手を持ってって、

穴をホジホジ、種をポトッ・・・

と10粒もやれば飽きてきて、

残り240粒のひまわりの種を空き地にばら撒いた。

そして運んできた水をかけて。

いたずら終了。


今年の夏、ベランダから見えるこの場所に、

突然250輪のひまわりが咲いたら・・・


5月5日(祝)

 

書ける時間のないトキには書きたいコトが次から次へと思い浮かび、

書ける時間のあるトキには書くコトがすっぽり抜けて思い出せず。


休みが無くて、やりたいことが出来なくて、

いざ休みになると、アタマがショートして何もする気が起きない。


でもって、ちょっとでもカラダを弛められるくらい仕事が落ち着くと、

それまで張り詰めていたものがぷちっっと切れてカラダを壊す。


そんな中でも世間にはゴールデンウィークなるものがあり、

イベント屋はそのトキ、誰かの笑顔のために最後の力を振り絞る。

もちろん休みなど無いが、それはそれとして、幸せな仕事であるが・・


鬼のような顔をして働いて、

本当に人の喜ぶものなど創れるのものかと・・・

そう思って一息入れる。

誰かの笑顔のために仕事が出来たとしても、

そういや最近、自分があんまりちゃんと笑ってないなと。


せめて部屋くらいはきちんとしてないと気持ちが整理つかん・・と、

徹底的に掃除して、何度も何度も洗濯機まわして・・・

隙を見つけてはまた洗濯機を回して。

んでもって、こころゆくまで自炊して。


気付けば季節も替わってて。

・・・早いよ。


自分の想いを形にしていくことが、

こんなにも難しく、こんなにも面白く、

そして、こんなにも簡単に時間が過ぎていくって・・・


このままいったらあっという間にじいちゃんやわ。

どっかで落ち着かねば。

じっくりと。


   
 

 

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