8:00起床。「すがすがしい朝っ!」って言いたいところやけど、そんなに甘くは無く今日も雨。だらけた一日になりそう。とりあえず顔を洗ってバンガローの食堂へ。トーストにベーコン・スクランブルエッグにサラダと紅茶が付く贅沢な朝食。部屋に戻って昼寝(?)してたらすでに13:30。やっぱ疲れてんのか、いくらでも寝てられる。にしても寝すぎやんな。ちょっと寝すぎて背骨が痛い。
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雨も小降りになったし外へ出た。出たらそこは・・・昨日とは別世界。左写真を見てもらったら、もうそのままなんやけど、一面水浸し。車道が完全に水没してた。この島には排水機能が無いのか、たまたまそういう場所だったのか。いくらなんでもこれはひどすぎでしょ。ちょっと面白いけど。 |
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4日に友達とのバンコクでの待ち合わせの情報を得にネットカフェを探す。14日にバンコクに間に合うには、明日にはこの島を出なくてはいけない。4日前にペナン島でメール(BBS)をチェックした時に友達から得た情報は
「BANKOK CENTRE HOTEL 328 Rema 4 Road , Bangkok 1500 /
(66−2)238−4848 /13日と14日はそこに泊まってます。14日にロビーで待ち合わせで大丈夫でよろしく」って。『おいおい、行ったこともない都市でそんだけしか情報もらえずに大丈夫か?』って、ちょっと・・・いや、かなり真剣に心配だった。しかたないからとりあえず
「14日朝にそこに着くようにはしとく」ってレスしといたけど。そのときは何時に着くとか全然わからんかったし。
それから数日たったし確認のためにとネットカフェを探すが、こんなときに限って日本語の使えるパソコンがない。高い金払って国際電話をかけたら出かけてていないとか言われるし。でも、『ま、大体必要なことは決めといたし、何とかしてこのホテルまで自力で行ければあとはなんとかなるっしょ』と諦める。なんか、この旅を始めてから異常に楽天家になった気がする。ごちゃごちゃ考えてもなるようにしかなんないし、どこに行ったら何ができるのか、どんな方法で移動できるのかすら何にも分からんし、言葉も片言でしか通じへん状態にずっといると、大まかな計画以外に細かいことまで考えることすらアホらしなってくる。「誰かだまそうとする人に運悪く出会ってしまわない限り何とかなるっしょ」って。
とりあえず仕上がりを取りに行った洗濯屋に
「Bangkok」って書いたバスの絵があったから、おばちゃんに説明してもらって・・・いや、説明と言うよりか
「OK!バンコクに行きたいなら明日12時にココにきたら大丈夫っ!」って言われただけなんやけど、そこで斡旋してたフェリーとVIPバスが組み合わさったバンコクまでのチケットを買う。『う〜ん、かさねがさね大丈夫やろか・・・』
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突然現れた大黄金仏像
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気付くと雨も上がってる。なんとなくバイクに乗りたくなってきたのでレンタル屋を探す。「地球の歩き方」によると、タイは免許が無くてもバイクに乗っていいとか(←ホントかどうかは確認してません)レンタルバイク屋に行ったら「お前はギアつきのバイクを運転したことがあるのか?」って。「いや、免許ももってね―し」って言ったら断られた・・・
おいっ、話がちゃうやんけ。いや、バカ正直に答えすぎたのか。それならと、次に行った店で同じようなコト聞かれたから「OK!OK!」って連発してたら貸してもらえた。なんていいかげんな国なんやろう。バイクに乗って島を巡る。これがまたすんげー気持ちいい!ほんの少しやけど太陽ものぞき、気分は上々。そのまま島内一周することにした。250ccのバイク、最高時速95Kmくらいで、初めてバイクに乗ったわりにはギアチェンジも上手く出来、バイクのガソリンを一回カラにするくらい走りまくった。気持ちいいね。ちょっとハマりそう。機会があったらもう一回くらい乗り回したいね。
しかし、3時間くらいたって、気が付くと海の向こうに島のような真っ黒な雲がびっしりと、しかもこっちに迫っている。『こりゃヤバイ』あわててもうダッシュで宿に戻ろうとする。気付いた場所が遠かった。「それまで一度も警察に会わなかったし大丈夫だろう。」そう思って飛ばしまくる。ぽつぽつと降り始めたところで、なんとなく見覚えのある街の風景がでてくる。あぁ、なんとか間に合った・・・そう思って部屋に駆け込んだとたん、「
バリバリバリバリ・・・」という擬音語を使いたくなるほどの雨・・・雨というより、もうスコール。「ぎりぎりセーフやけど、今日はもう何にも出来へんなぁ・・・」
そんなどしゃ降りの雨でもバンガローのレストランはいつも通り落ち着いた雰囲気を保っている。おもむろにボーイが前の席に座る。軽く会話した後、今日の晩御飯はタイ初の「トム・ヤム・クン」とデラックスチャーハン。のんびり待っているといきなり停電になり、レストラン内は各テーブルに置いてある小さなロウソクの明りだけになってしまった。ボーイ達も特に慌てる様子でもなく、追加のロウソクを持ってきてくれた。そんなぼんやりした光の店内もまたいいもんで、ついつい長居したくなる。ただ、明りがロウソクだけなせいで、トムヤムクンとチャーハンの中身が分からない。ま、美味しいから何でもいいんやけど。食後にホットティーを飲みながら、またボーイと話をする。彼がお勧めだと言うCDを明日買って帰ろうと決めた。
外が小降りになったので、ちょっと街に繰り出すことにした。昨日頼んどいた布絵を買いに行き、一枚100B(約300円)のCDを物色する。どうせCDRなんやろうけど、ちゃんとジャケットも付いてるし、CD表面にプリントもされてる。かなり大掛かりな組織でもあるんやろう。あとは友達と国際電話で待ち合わせの確認をし、明日の移動に備えて今日は・・・いや、今日「も」ゆっくり寝よう。