2001年3月22日(木)
 
 
像に載って山中を歩き出す
朝。起床時刻の一時間前に目が覚める。
小屋が谷筋にあるため、朝もやが立ち込めている。シ〜ンとした木々のなかをちょっと散歩。マイナスイオンたっぷり。本日の朝食はトーストとゆで卵×2。

朝食後、荷物をまとめて歩き始めるが靴が合ってない。ウィークエンドマーケットで購入したジャックパーセルやけど、このトレッキングまで一回も試履きせんまま来たのが悪かったか、靴の幅が狭くて歩きにくい。小指に変な力がかかって痛い。山の中は落ち葉が積もり、常にぬれていてすべるため、靴底がツルツルのジャックパーセルには適してなくて昨日から何度か滑って危険な目にあってた。

今日は象に乗る日。アユタヤなんかの平坦な場所ならまだしも、密林の湿った斜面しかないものっすごい山の中を象を使って進んでいく。しかも二人一組で、一人が完全に運転を任され、もう一人が後の王様席でふんぞり返る。ざらついた皮膚に針金のような毛が生え、どんだけ力を入れても命令が届きそうには無いのに、象はそのひ弱な人間の力を感じ、素直に動いてくれる。大学一年の頃に少しやっていた馬術より少しラクかなとか思ってたらとんでもない。久しく使ってなかった内モモ筋がヒクついてくる。『歩いた方が早え』とか思いつつもめったに無い経験に楽しく象乗りは続く・・・。

 
村の雰囲気は穏やかだった
 
その後、象を降りて歩き始めるが、今日もエーさんは速い。頑張って歩く・・・歩く・・・歩く。トレッキングってのはそういうもんなんやろうけど、こりゃ生半可な気持ちで参加せん方が無難っすよ。こういうときは、自分がサッカーをずっとやってて良かった〜と、心から思う。歩きつづけ、頂上のドイ・インターノンに着くがあいにくの雨。雨どころか一時的に豪雨になり、雨宿りをする。雨に濡れて体も冷えてくるなか、早めの昼食をとる。本日はお弁当のチャーハン。結局Tさんに与えられるがまま1.5人前を食し、雨がおだやかになったので出発する。いや、皆本当につらいと思うよ。体育会系クラブ経験者4名がみんなつらいって言うんやから、ほかの人はかなりのつらさやったんやないかと思う。でも、誰も泣き言も弱音も吐かへんから、みんなが気持ちを萎えさせること無くすんごく皆が前を向いて行ける。気持ちのよいメンバーが集まったと思う。

散々歩いてやっとカレン族の村に着く。皆の表情がほっと明るくなる。本日はTさんの実家だったか叔父の家だったかに泊まることになった。かなり実際の暮らしに近いものが経験できるんじゃないかと期待。ちょっと高めやけど、良いツアーやと思う。Tさんが夕食を作ってくれるのをちょっと見学した後、外に出ると子供達がいっぱい。ついつい遊びほうけてしまう(写真)。撮って撮ってとせがむ彼らにせかされるように写真を撮る。素朴な良い村だと思う(写真)。
夕食はグリーンカレー2杯に米2杯に野菜炒めと、今日も良く食える。

食後はみんなで焚き火の周りで夜遅くまで遊んだ。

 
 
元気な子供たち
ガイドのTさん
今日の晩御飯づくり