2001年3月13日(火)

朝7:00起床。早寝早起きの習慣がついたようで、日本にいるときよりも体調がいい。ここ数日間聞きなれた「窓に雨があたる音」が聞こえない。ここへ来て3日目にして出発のこの日になってやっと快晴。皮肉なもんだよなぁ・・・疲れた体を休めるいい休養(リゾート)だったと納得するしかないのか。まだ返してないレンタルバイク(一回24時間)をもう一度乗り回しに行く。相当気に入ったらしい (笑)

朝日を見に島の高台へ
7:30〜10:00まで。ゆっくりと上ってくる朝日を横目に走り始め、日が高くなり、ぬれていた道路が乾いてくるまで走りつづけた。もう満足・・・ってか、ケツ痛い(+_+)

バイクを返し、お気に入りとなったバンガローのレストランで早めの昼食をとる。解放された窓から(というか、窓もなんもなく雨の日に透明のビニールシートをおろすだけの壁のない壁(?)外はすぐ砂浜で、真っ青な海が広がる・・・)吹き抜けてくるやわらかい風が気持ちいので、そのままテーブルで昼寝してた。そしたら数分たってボーイさんが「頭の下にひけよ」って言ってクッションを持ってきてくれた。『なんて優しい人たちなんやろ。』BGMは「West Life」のアルバム「Coast To Coast」(←ボーイさんがこのとき教えてくれた)

レストランから出ると、若い(って言っても俺と同じ年くらいの)カップルが話し掛けてきた。「このバンガローはどうでした?って。口で説明するのがめんどくさかったからとりあえず俺の部屋を見せた(ツインだったしね)。気に入ったらしく、カウンターで手続きをしてた。俺の部屋の後に入るのは彼らなのかも。別れ際、「お気をつけて」と言ってくれた彼らにとても好感を持ちつつ別れ、部屋で荷物を整理する。今日でコ・サムイに別れを告げる。

気付くと空にびっしりと雲がかかっている。『ヤバイ』って思ったときにはもうすでに降り始めてた。『おいおい、最後の日まで雨かよ』って思う反面『出発日だけ晴れてたまるか』とも思う。バンガローの皆にお礼を言い、洗濯屋のおばちゃんのところへ行く。ほどなく乗り合いタクシー(屋根つき軽トラックみたいなもん)が着く。おばちゃんに強引に乗せられ、車は走り出す。「これがどこへ向うのか教えてくれよ・・・」こんなとき自分の英語力の弱さを実感する。まぁ、港へ向うんやろうけどさ。この乗合タクシーは結構人気路線らしく、次から次へと人が乗ってくる。荷台に足だけかけて立ってる人までいる。そんな中、俺の前に座った娘(地元の子で推定16〜18歳)がなんかちらちらこっちを見てる気がしたので(自意識過剰か?)その次こっち見たときに思いっきり視線合わせてやった。お互い一瞬の硬直 (笑) こっちもどうしていいもんか分からんから、とりあえず会釈した。そしたらパッと横向きながらもはにかんだ笑顔をくれた・・・って、どうよ?この純情さ(うわぁ〜オヤジだぁ〜(笑) いや、でも、日本人サラリーマンがアジアにはまる気持ちも分かる気がする。(でも、○春はダメですよ、売○は)ホントかわいいもん、正直。いや、この笑顔を見れただけでもわざわざこんなヘンピな島まで来た甲斐があるね。(あぁ、ますますエロオヤジ・・・)


港に着いて、1時間待ちの後、船は出港した。「地球の歩き方〜トラブルから身を守ろう」・・・なんか関係ねぇ〜ってくらい人前で寝る。寝る・・・寝る・・・寝る。って、寝てる間に次の港に着く。所要時間1時間半・・・あの〜、僕この島に来るのに6時間もかかったんですけど・・・って感じです。ホントにアレはなんだったんやろ。船から上がるとバスが待機している。ここで色黒のアラブ系の顔立ちをした日本人、○○と出会う。結局名前聞いてないからわからんだけなんやけど。彼はサムイの隣の島にいたらしく、フルムーンパーティーとかなんとかでハシシやマリファナやり放題だったらしい。まぁ、日本でも結構やってるらしいから好きにしてもらおう。特に興味もない。彼と一緒にバンコクまで行くことになり、今度はホントにきちんとしたバス。しかも冷房つき!「これでバンコクまで一気に行けるんかぁ」とか思ってたらすぐ下ろされた。今度は荷台付き四輪駆動の荷台に載せられて移動。

まっすぐな道路をひた走る・・・っと思ったらまた下ろされる。なんなんやろね、このシステムは。バンコクに連れて行ってさえくれればなんでもいいんやけど、もっと効率的な方法がないんかね。国道(みたいな道)の横にぽつんと建ってるレストラン兼待合室でしばし待機。ここで夕食を取ったところで日が暮れる。

あとはバスに乗ってひたすら北を目指すだけ。そう、次に目が覚めたらそこは
バンコク・・・だと思う。