2001年3月21日(水)
 
途中で立ち寄った滝
 
朝8時起床。体調が完全ではないけれども行こうと思う。風邪を引ききっていないから治りきらないといった感じ。荷物を宿の倉庫に置き、カメラ用品を一通り入れた小さいバックのみ持って出かける。

車で30分で市場に着く。そこで水とライトが必要だということで買い込み、まず滝を見に行く。そこで昼食。大学生(男)が4人、卒業を控えたタクマとケンゾー、一年生のダイスケと自分。女の子がメグとヨウコの二人。まとめ役兼通訳になってくれそうなキーパーソンが日本で語学教師をやってるアメリカ人ドレア。英国人と日本人、男性と女性と全ての間をつないでくれそうなやさしい感じの韓国の青年ユンファン、モデルのようなカップル英国人二人が今回トレッキングを共にするメンバー。

車を降り、さっそく歩く、歩く、歩く・・・・ず〜っと歩く。初日から結構歩く。まずモン族の村に着き、30分くらい散策。経済的に見て決して裕福な村ではない。むしろ貧困な部類に入るだろう。市場経済の影響をどのくらい受けて生活を営んでいるのかは分からないので、この山岳民族の村人にとってこの生活が裕福なのか貧困なのかは分からないが、むやみに人の生活圏に入って話もせずカメラを構えることには抵抗を感じた。そんな中でも観光客をみて騒ぐ小学生のなか、一人「俺を撮れよ」と向かってきた子を一枚(写真)。その後、建築中の家をぼ〜っと眺めてた。村人が何人か手伝って作っている。これぞ”建築家無しの建築”である。その場所で取れる材料で伝統的なやり方で・・・。本来家なんつうもんはこうあるべきなのかもしれん。最近よく見るが日本に地中海風の家は合わない。

長い坂を大きな花の入った籠を背負って歩く女性を見る。山を越えて出荷しに行くのかもしれない。生きるために坂を登る人とお気楽にその坂を降りてきた自分。

今夜の宿

そこからまた2時間ほど歩く。4時〜5時くらい。ボロボロの山小屋が二件並んでいる場所に着く。アシスタントガイドのエーさんが「ここがホテルだ」って言うから何の冗談かと思ったらホンマにここに泊まるらしい。山小屋ってかただの廃屋だわ。風呂は川に入り、小さな滝がシャワー代わり。夕食はココナッツミルク煮込みカレーとと野菜炒めとご飯。参加者のタクマがこっちのメシが体に合わないとかで食欲の無い中、申し訳無いくらい絶好調で、タクマの分まで全部平らげる。カレー1杯半、野菜炒め2杯、米二杯。久々に満腹で動けんくなった。 食後はメインガイドのTさんとゲーム大会で盛り上がり、夜がふけるまで楽しんだ。

良いメンバーに恵まれました。
おやすみ。