2001年3月15日(木)


きれいなベッドで安眠
photo by Daizo

ボヤ〜っと軽く目が覚めたら、他の3人はホテルのオプションで付いてるバイキングに行くところだった。
居候はそのままウトウトと二度寝に入る・・・きれいなシーツが気持ちいい。起きたら皆がベーコンとハム、パン、ゆで卵を、相変わらずビニールに入れて持ってきてくれた。パックの牛乳を流し込み、タダ朝メシを終わりにする。今日の予定はアユタヤ観光。アユタヤ遺跡で有名なこの街まで、バンコクからは片道約2時間。列車の旅を楽しみつつ日帰りできるので観光地としてはもってこいの場所。

ホアラポーン駅発の列車はアユタヤまで約75Km。三等席(板張りの椅子)で一人15B(45円)という
驚異の安さ!まぁ、いい加減安さに驚くのにも程々にしとかんといかんねんけど、それでも距離と料金の関係にちょっとびっくり。僕らの斜め前に座った女の子がこっちに興味をもったらしく、しきりにちょかいをかけてくる。すんごく可愛くてついつい相手をしてしまう。あまりにもはしゃぎ過ぎるので横にいたおばあちゃんが止めに入るほど。天気のいい朝の列車の中で、ちょっとほのぼのとしたワンシーン




アユタヤ遺跡(の一部)

列車の中で出会った女の子

そんな気持ちのいい列車の移動を終え、アユタヤの駅に降りる。降りてすぐのところに屋台や店が集まっていて、その中にある
レンタルサイクル屋に声をかけられる。アユタヤ遺跡の大きさを
考えても自転車で回るのがちょうどいい。パスポートナンバーを書いて30Bで一日レンタルできる。「レッツゴー」ってな感じで(あくまで感じであって口に出したわけではない)勢い良く出発したのはいいけど、アユタヤの遺跡は地図でイメージしてたより大きく、寺院を3つくらい回っただけでおじさんたちはもうヘロヘロ・・・(;^_^A 

観光っちゅうのは一生懸命やると案外しんどいもんやね。チャリこいだり遺跡を登ったり三脚なんぞ立てたりカメラ構えたり・・・ホント疲れる。
でも、最後の寺(王の墓)でちょっとうれしい出来事があった。みんな疲れて塔の下で座ってたら、遠足や修学旅行中って感じの現地人らしき女の子がトコトコと近づいて話し掛けてきた。「一緒に写真撮ってくれませんか」って。これがまた可愛い子でおじさんたちうれしくて大興奮。いや、ホントいい子達で
感動したね(←単純)ま、なんで俺らと写真撮ってくれたのか理由は微妙なトコなんですが、うれしいじゃないっすか。
日本にいたら若い女の子が(←うわぁ、おっさん)
一緒に写真とって下さいって言ってくることなんてありえへんやん。も、この旅に出てきてよかった〜なんてこれだけで思ってしまう・・・あんまり騒ぐとみっともないからこの辺で終わりにしとくけど、それ程うれしかったんやと。

夕方になり、観光を一通り終え、自転車を返す。
バンコクへの列車はまだまだ遅くまであるのでもう少しアユタヤでゆっくりすることにする。晩御飯を食べようと商店街をうろつきながら探していると、商店街を突き抜けたところに夫婦でやっている店があった。美味そうな雰囲気を嗅ぎ取った僕らは迷わずこの店で晩メシを食うことにした。おばちゃん(
が切り盛りしてる店で、おっちゃんは料理運んだり、おばちゃんの手伝いしたりと、完全に主導権を握られてていい雰囲気の店だった。ここのメシ(麺料理各種)が安っすいのにめっちゃ美味しくて一同大満足。こうしてアユタヤ一日観光は幕を閉じた。

結局その日も同じホテル泊まることにし、一泊分の料金(3人分)を4人でワリカンにした(今日は居候じゃないってわけです)ただ、そうなるとバイキングも3人分しかなく、必然的に一人食べれないために、
公平にじゃんけんで勝負。なんとか次の日の朝食バイキング権を取得できた。
そして今日もきれいなベッドで・・・(_ _)Zzz