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ホテルの窓から・・・動き出すバンコクの街 |
「早起きは三文の得」・・・三文は儲けなんかじゃなく心地よい時間。めったに早起きしないので、たまに味わう朝の白い空気が好き。太陽が上がり始め、少しの朝もやが白く街を覆う。動き始めた街は様々な音を出し始める。走り始めた電車の音、渋滞するわけでもなく一台づつ自由にのんびり走る車・・・まだ騒音になるほどの大きさではなく、あたかも街を演出する程度の・・・ってな感じでついついただなんとなく窓をあけて眺めてしまう。まだ冷たい空気が流れ込み、徐々に大きくなっていく街の動きをホテルから・・・それが早朝の楽しみ。
ま、そのあと結局写真だけとって二度寝してるんやけどね。
今日は移動日。今日でこの日本人だらけのホテルを引き払って、あえてカオサン(貧乏旅行者のメッカ)には行かず、タイの原宿(だったかな?)と呼ばれるサイアム地区に宿をとることにした。バンコク中央(ホアラボーン)駅とは比べ物にならない程きれいな街で、ホテルは建物もそこそこきれいでこの旅での高級ホテルの条件である「温水シャワーに湯船付き」「クーラー付き」に加えて「テレビ」「冷蔵庫」「バスタオル」「石鹸」付きでツインの部屋が600B(1800円)という、なんもいい物件。一人900円ってのは、まぁそれなりに高いけどね。
他の3人は今日を入れてあと3日。リコンファームも終え、今日はこれぞタイっていう観光とお土産購入の一日。タイのお土産といえば・・・タイシルク、それもジムトンプソン!ただ買いに行くだけじゃおもんないし、どーせやるならトコトンってことでジムトンプソンの家にも行ってみた。高床の木造建築で、リビングルームには窓が無いっ!窓ってか壁がバーンとなくて風が気持ちよく吹き抜ける。木が持つ独特の気持ちのよい肌触りにやわらかい風、外はきれいに整えられた緑、こんな家に住みたいっ!って思うけど、日本でコレやったら蚊が入り放題(笑) その土地にはその土地に合った住まいってモンがあるんよね。そりゃしゃーない。で、それぞれ家族にみやげ物を買い、夜は皆でムエタイを観に行った。
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ムエタイ |
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正式な発音は「ムァイタイ」って感じのようです(タイ語得意な人、「そんなんちゃうわい」とか言わんといてな。旅行中これでも発音には苦労させられっぱなしで・・・(^_^;
このムエタイの迫力がスゴイ!何の迫力かって、賭けてるおっさんの迫力。金がかかってるだけあって真剣。膝蹴りの時には、一発打つたびに会場中が「イー」って叫ぶ。多分「ニー(knee)」って言ってたのか?分からんままやけど一緒になって叫んでた。会場の臨場感がすごかった。これがムエタイなんや!って素直に感動。
晩メシに「タイスキ」を食おうと店を探してくれたが結局閉まってたので、そのへんの店に入ったけどコレがまた美味いっ!海鮮あんかけチャーハンとトムヤムクン。トムヤムクンは基本的にコサムイのバンガローで食べたのと同じ味やったけど、スッパ・辛・ウマ!もう頭から汗が吹き出してた。フレッシュジュースも美味しくて何も言う事ないね。これで一人100B(300円)っていうんやからたまんねー!
宿に戻って、皆で話した結果、明日は別行動。S也はウィークエンドマーケットへ、K太郎はもう一度アユタヤへ、俺はDaizo(H.P.に乗ってるわたる本人の写真は彼によるものがほとんど)と二人でカンチャナブリーに行くことにした。別にけんかしたわけでもなく、ただ目的地が違っただけ。20歳をすぎた人間がそれぞれ考えがあって行動するんやから、無理にあわせる必要なんて全くないってのが共通意見。合わせなきゃいけない場面でも無いしね。
では、明日はバンコクから200キロ、カンチャナブリーへ向う列車をお送りします。(←「世界の車窓から」風)