2001年3月29日(日)
前日、昼間寝すぎたせいか3時くらいまで寝付けなかったにもかかわらず8時起床。予定では9時に食堂集合で皆でメシ食べてバンコクに行く・・・ってわけで、準備を済ませてゴルゴを読みつつバナナシェークを飲みながら待つ。が、誰も来ないのでその場にいた元会社員(25)と話してた。彼曰く「もう、(いい加減旅は)いいわ。わざわざ仕事辞めて旅に出てみたけど、こんだけやってると仕事したくなっちゃう」とのこと。たぶん、ここでしか出来ないこととか、ここじゃなかった考えなかったこととか、い〜っぱいあるんやけど、ここじゃ始まらんこともいっぱいあるってことやろかね。

9時半ごろ皆集合。ダラダラと朝食。のんびりした時間。今日も暑い。結局12:00過ぎに出る。なぜかチェンマイで一緒だったダイスケも一緒。たまたま昼前にこのゲストハウスにチャリを返しに来たところに出会った。で、その偶然に身を任せ、5人でバンコクへ向けて出発。

2Bの渡し舟を乗り、ギリギリセーフで電車に乗る。行商のおばちゃんから牛肉焼いたのとうるち飯を買おうとするがお釣りがなく、横にいた娘がもうひとつ米をつけて20Bにしてしまった。ま、最後の列車メシになるかもしれんからちょっと多かったけどそれで手を打つ。あいかわらず旨い。田舎を突っ切る列車は風が心地よく、男三人で話が盛り上がる。

バンコクに着き、旅人トシヤスさんはラオス行きの手続きに行くために待ち合わせを決めていったん解散する。さて、最後の宿。大学の友達と泊まった時、帰国していく彼らを見ながら「自分も帰国する時はここからにしよう」と決めていたムアラポーホテルに行く。シングルがなくて広い部屋しかなかったんやったけど、最後くらい贅沢しようとここに決める。フロントの人も二回目だと分かったらしく親切で、部屋はクーラーが効き、ホットシャワーが出るという最後にふさわしい宿。一時間くらい惰眠をとって待ち合わせ場所に出かけると、チェンマイで会ってた人に出会う。タイでのバックパッカーの世界は意外と狭いのかもしれん。で、皆でトシヤスさんの知っているイスラエル料理屋に出かけ、美味しい夕食を。ピタにいろんなもんを挟んで食いまくる。食後、トシヤスさんはラオスに旅立ち(彼はこの後3年くらいずっと旅を続ける)、残った4人はカオサンを歩いた。安いシルク(?)のトランクスを土産に買い込み、自分用に一枚145Bの海賊版CDを買い込む。もうカメラを構える気も薄らいできている。後は楽しく、安全に、土産を買いつつ最終日を待つだけに気持ちがなっているらしい。ま、そんなこんなでやいのやいの言いながら宿のある国立競技場付近に戻ると、ナイトマーケットが出ている。けど、時間が遅かったらしく半分しまってたので明日また来ることを心に決めて、その日はセブンイレブンで酒とか買い込んで宿で飲み会してた。酒の量はさほど多かったわけじゃないけど、疲れてたのもあったのか、眠りそうになりながら話し込む。それぞれの部屋に戻って寝たのが4:00・・・明日が最終日。